日本が最高に調子乗ってた景気が良くなり豊かになり未来が明るかった時代に各地で巻き起こった地方博覧会ブーム。数多く開かれた地方博覧会の1つ『ぎふ中部未来博』に出展した日本道路公団が、パビリオン内?のクイズに応募した人の当選品として配布したハイウェイカードです。
注目すべきは、昭和63年、つまり1988年9月段階での、ハイウェイカードに対応した路線は、常磐道全線、関越道全線、北陸道と、まだごく一部の路線であり、岐阜周辺を初めとする中部地方では、まだ対応路線が無い段階で配布されたものです。そのため台紙内側には、なお書きで来年春から使用できるといった旨が記載されています。
また発行局を見ると、27番名古屋管理局ではなく、26番金沢管理局の番号が振られております。当時の名古屋管理局では、ハイウェイカードの発行設備が無かったことから、隣の金沢管理局が発行したものと考えられます。
といえど、(おそらく)名古屋管理局が企画し、金沢管理局が代行して発行しているという面から見れば実質的には名古屋管理局第一号券と言っても良い気がするのは私だけでしょうか。
外
内
ぎふ中部未来博88記念(懸賞景品) |
1000円 |
日本道路公団 |
1988年9月配布 |
裏面初期様式 |