阪神高速道路が発行した記念ハイウェイカードです。
阪神高速道路では、3種発行されており*1、阪神高速道路公団史によると、短期間で全て完売されたとあります。
また、後述する道の日記念は1000枚が短期間で完売は少なさから大いに理解できます。一方で、阪神タイガース優勝記念の方は計3万枚発行の発行で、それが短期間で完売というのは近畿圏の阪神タイガース優勝の盛り上がりが今も伝わってきますね。
また、発行枚数の多い阪神タイガース優勝記念ハイウェイカードは、それを裏付けるようにメルカリで多数流通が確認できます。
ところで、日本道路公団のハイウェイカード発売要領によると、1000円券は記念カードとデザインカードに限定される券種とされています。そして、ハイウェイカードの表面の記載事項の1つにJHのロゴ及び「日本道路公団」の文字を表示することになっています(デザインカードを除く)。
もちろんこれは、日本道路公団の規則ですが、阪神高速でも大きく変わるとは考えにくく、そのまま阪神高速道路公団に置き換えられると考えられます。(東京大学図書館に阪神高速道路法規集が所蔵されているのでそのうち複写に行きます。)
とすると、ここに公団史に無い、阪神高速のロゴと文字の入った記念カードがあるんですよね。。。てことで、そちらも併せてご紹介します。
道の日記念 |
1000円 |
日本道路公団 |
1996年7月 |
発行枚数:1000枚*1 |
阪神タイガース優勝記念(黒) |
1000円 |
阪神高速道路公団 |
2003年9月 |
発行枚数:15000枚*1 販売形態は、白黒セット1万セット 単体で5000枚*2 |
長峰公園(栃木・矢板) |
1000円 |
阪神高速道路公団 |
2003年9月 |
発行枚数:15000枚*1 販売形態は、白黒セット1万セット 単体で5000枚*2 |
阪神高速出入口案内図 |
1000円 |
阪神高速道路公団 |
1999年11月 |
詳細不明 阪神高速西線区間のみであり、東線区間のものも存在する? そもそも1999/11頃に開通等もなく、何を目的としたのかも分からない。 |
<参考>
*1阪神高速道路公団史編集委員会「阪神高速道路公団史」179頁(2005年)
*2レスポンス「阪神タイガース優勝記念のハイウェイカード」https://response.jp/article/2003/09/09/53753.html(2021/05/03)